こんにちは。
つきさむ動物クリニックです。
新しくウサギ専用の気管挿管用チューブv-gelを導入しました。
もともとウサギさんは非常にストレスに弱く、ただでさえ麻酔リスクが高いうえ、
麻酔前検査を思うようにできないことも多く、犬や猫に比べ、麻酔管理が難しい動物です。
その管理を難しいものにしていたものの一つが気道確保です。
一般的に麻酔中は気管に気管チューブという管を挿入して肺に直接酸素や麻酔ガスを送りますが、
ウサギはとても口が小さく、従来の気管チューブでは気管挿管がきわめて難しいのです。
このチューブはとても画期的で、形状がウサギの口から喉にかけての構造にフィットするようにできており、
ただ口の中に挿入するだけで気道を確保できてしまうのですっ!
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いずれにしてもウサギさんの麻酔管理がより安全にできるようになったというお話でした。